FUJIKO
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1977 年、静岡。嵐がひどく停電した病院の中、麻理を出産した富士子。母親になった喜びも束の間、夫・次郎の家族から理不尽な仕打ちを受け続けたあげく、赤子の麻理は次郎の家族に誘拐されてしまう。子供を育てる権利を奪われ、絶望の中、実母・千代の力を借りなんとか麻理を取り返した富士子は、周囲の反対を押し切りシングルマザーとして麻理を育てることを決める。しかし、その先に待ち構えていたのは、自身が憧れていたロックンロールのような波乱万丈な人生だった。