ポン・ジュノ監督が贈る、半地下を超えた《どん底》からの逆襲エンターテイメント『ミッキー17』をいち早く鑑賞した日本映画界を代表する世界的名優、役所広司からコメントが到着、「パラサイト」を超える新たな傑作の誕生を告げる特別映像も解禁された。
全世界に先駆けて公開された韓国では公開からわずか4日間で観客動員数が100万人を突破、3月7日(金)からは全米でも公開され、オープニング1位を記録!その後も快進撃を続け、全米及び世界各国での世界興行収入が9,000万ドルを突破している。(Box Office Mojo調べ ※3月17日(月)時点)

特別映像は、ポン・ジュノ監督からのメッセージへの返信となる役所広司のコメントで幕を開ける。撮影現場での「アクション」のかけ声とともにポン・ジュノ監督ワールド全開のBGMが鳴り響く。主人公ミッキーを“使い捨てワーカー”と見下して過酷な任務を強いるブラック企業のトップ、マーシャルを演じるマーク・ラファロが登場し、「最後に観たのは『パラサイト 半地下の家族』だ。監督の映像スタイルは唯一無二」だと断言する。続いて、人生ダメダメのミッキー役のロバート・パティンソンが「監督ほどの巨匠からオファーが来たら即答で応じるよ」と出演を快諾したことを明かす。「あなたの肉体は複製(コピー)され死んだら新品と交換」される―ミッキーがプリントアウトされる本編映像が重なり、雪原で落下事故に遭ったミッキーにひと癖ありげな友人のティモ(スティーブン・ユァン)が「死ぬってどんな気分だ?」と上から声をかける。
■『ミッキー17』特別映像(役所広司コメント)
ロバート・パティンソンが演じるミッキーは、死んでは生き返る“使い捨てワーカー”だ。彼が手に入れたのは、何度でも生まれ変われる夢の仕事、のはずが…それは身勝手な権力者たちの過酷すぎる業務命令で次々と死んでは生き返る任務、まさに究極の“死にゲー”だった!一発逆転のはずが、ブラック企業の“使い捨て”ワーカーとなってしまったミッキーには、地獄のような日々が待っていた。ブラック企業のどん底で搾取され続けて17号となったミッキーの前に、ある日、手違いで自分のコピーである18号が現れ、事態は一変する。

「作品自体が美しく、面白い映画を作ろうとした。『ミッキー17』そうして生み出された」と語るポン・ジュノ監督は満面の微笑みを見せる。その笑いの秘密は「もう1人の俺」に直面したミッキー17の物語に隠されている。17号と18号、2人のミッキーを巧みに演じ分けたロバート・パティンソンは、リスクが伴うが「やりがいのある作品だと感じた。壮大なスケールの要素が詰まっている。同時にきめ細やかなユーモアが散りばめられている。誰にも真似できない」とポン・ジュノ監督の独自性に圧倒された。「ユニークでとにかく面白い!」と撮影を満喫したのはトニ・コレットだ。『ヘレディタリー/継承』でアカデミー賞Ⓡ助演女優賞にノミネートされた彼女は、ミッキーの逆襲のターゲットとなる権力者の極悪妻イルファを怪演している。

ポン・ジュノ監督が「SFやコメディの要素に加えて、深い人間ドラマを描いている。存分に楽しんでもらえると思う」と自信をのぞかせると、「パラサイト」を遙かに超える圧巻の映像が連射されていく。役所広司が指摘するように、「我々は見たこともない世界に連れて行かれる」ことになるのだ。

3月28日(金)公開