タイ映画『Lahn Mah(原題)』の邦題が『おばあちゃんと僕の約束』に決定し、本ビジュアルと場面写真が解禁された。
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1月22日に、日本最速の観客参加型で邦題を決める試写会イベントが開催された。上映後、映画パーソナリティの伊藤さとり氏と、本作の配給元のアンプラグド代表・加藤武史氏が登壇。まず、昨今の洋画興行の不振やコロナ前と比べて78%までしか動員が回復しておらず、配給、興行各社が苦心している現状を説明すると、加藤氏は「映画はお客さんのもの。お客さんが見てくれて初めて成立する。それなら、一緒に考えてもらうのが面白いのでは?と思った」と試写会開催の経緯を語った。
伊藤氏は、『恋人たちの予感』(89/原題:When Harry Met Sally...)や『幸せのレシピ』(01/原題:No Reservations)など過去に印象的だった邦題を例に挙げ、「私もいろんな映画会社さんから話を聞くと、映画を見たときに印象的だったアイテムや、感じた言葉を入れていくんですって」「今回も思いついたキーワードを書き出しながら、これタイトルに入れてもいいんじゃない?とみんなで話し合えれば」と話すと、700名以上の応募の中から選ばれた80名の観客を交えたトークに。客席からは「家」「約束」「お粥」「思い出」「一番」「遺産」など多くの言葉が飛び出し、大盛り上がりで試写会は終了した。
今回、配給元が提案した3つの案に投票するか、他の邦題を思いついた際は空欄に記入するアンケート方式が採られ、集計の結果、多数票が入った『おばあちゃんと僕の約束』に邦題が決定。原題の『Lahn Mah』は、直訳すると「孫とおばあちゃん」という意味になるが、一人称になることで主人公エムの思いや、「おばあちゃんと交わした約束とは?約束は守られるのか?」と2人の行く末にも想像を掻き立てられる、映画への期待が高まるタイトルとなった。
今回、ポスタービジュアルと場面写真も解禁。
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ポスタービジュアルは、エムとおばあちゃんが笑い合う姿を捉えたもので、2人の屈託のない笑顔に心あたたまるビジュアルとなっている。
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場面写真では、日傘をさして歩く2人やおばあちゃんの肩を揉むエム、家族との食卓や墓参り、祭壇に手を合わせるエムの姿が映し出され、おばあちゃんと孫の関係性やタイの文化や情緒を感じることができる。
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6.13(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開